(9/17)金融取、リーマン建玉の処理方法を決定
東京金融取引所は17日、リーマン・ブラザーズの日本法人、リーマン・ブラザーズ証券による先物・オプション取引の建玉を処理する方法を決めた。リーマン自身の取引分は反対売買を通じて手じまいを促す。委託分は反対売買するか、ほかの取引参加者に移すかを選べるようにする。金融取は16日からリーマンの新規取引を停止していた。
(9/17)米金融危機、「解決に険しい道のり」 日銀総裁が会見
日銀は17日の金融政策決定会合で、政策金利を現行の年0.5%に据え置くことを政策委員7人の全員一致で決めた。白川方明総裁は会合後の記者会見で景気認識や政策判断について説明。米証券大手の破綻など米国の金融危機について「問題解決に険しい道のりが続いている」と指摘した。そのうえで内外の金融市場が不安定になる中で、経済と物価動向を丹念に点検するとともに「市場の安定確保に努める」との考えを強調した。
米保険大手AIGが公的管理に入るなど、米金融当局の一連の政策運営については「対応が進んだ」と評価した。一方で実体経済に関しては、危機の引き金となった住宅価格の下落が続き、「金融機関の損失処理にめどが立たない」と警戒感を示した。日本の金融機関への影響をめぐっては、「損失が発生する可能性はあるが、期間収益で吸収が可能な範囲内」との見通しを示した。
(9/17)英ロイズ、住宅融資最大手と合併交渉 欧州でも金融再編加速
【ロンドン=吉田ありさ】米国で証券大手リーマン・ブラザーズが破綻するなど金融界が変動する中、欧州にも業界再編の波が及んできた。17日には英銀行大手ロイズTSBが株価急落で信用不安に陥った英住宅融資最大手HBOSと合併交渉に入ったことが明らかになった。英バークレイズはリーマンの北米投資銀行部門を買収、ドイツでは同国2位のコメルツ銀行が同3位のドレスナー銀行の買収を決めた。得意分野強化や規模拡大で経営基盤の強化を狙う動きが相次いでいる。
ロイズTSBとHBOSの合併交渉は英BBCなどが伝えた。HBOSは金融市場での資金調達への依存度が高いため、「リーマン破綻に伴う世界的な信用収縮で資金調達が難しくなる」との憶測を招き、今週に入って株価が4割近く急落していた。